フレンチフラワーティプロマ

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今日は、アイロニーで受講している
フレンチフラワーティプロマコースの第4回目の作品のご紹介です。

(座学)
今回は画家たちのまなざし ( Le regard des peintres)

印象派の画家モネと、同じく自然や風景を描いていたバルビゾン派の
画家たち

お互いに自然や風景を描いていたモネとバルビゾン派の大きな違いは
バルビゾン派は、美しいと思える風景や自然の存在を切り取って描いて
いた。
モネはそこに移り行く光・水・空・花の風景の移り変わりを
描いていた。

バルビゾン派の画家たちも、印象派の画家たちも、誰かのために絵を描いて
いたわけではないと思う。

まず、自分が「美しい」と思えるかどうか、それが全ての始まりだった。

そのまなざしは、私たちフローリストが花と向き合うときに
とても近い所にあるような気がする。

咲き始めたばかりの花や、風によって揺れる枝葉の形
誰かに評価されるのかではなく、「自分の中にある美しさ」にどれだけ
素直に向き合えるか、制作の根本には、きっとそのまなざしが
あるのだと思う。

自然の前で、心が動くということ
それを信じて、自分の手で何かを表現するということ
それが、バルビゾンの画家たちにとっての絵であり、モネにとっての
光であり、私たちにとっての花であるかもしれない。

(実技)
Lesson4  LE BOUQUET IMPRESSION
ブーケ・アンプレッション(印象派のブーケ)

今回、与えられた課題は
ブーケを絵画のように束ねること
色の組合せ、色の重なり、滲み、花の配置

難しい課題ではありましたが、答えはありません。
自分が美しいと思えるように、花材を配置していきます。

今回の花材は
アジサイ、リシアンサス ボヤージュピンクシェイク、
スカビオサ サラ、マリーサイモン、アグロステンマ桜貝、
ブルーレース ラッキーレディ
ディセントラ、クレマチス、ゼラニューム、
ユーカリ グリーンアップル

これらの殆どがピンク系の花材で、そんな花材の前で
美しいアジサイを真ん中に、そしてリシアンサスの
ボヤージュピンクシェイクの輪郭がぼやけた感じがしたので、
アジサイの側に配置しました。

あとの美しいピンク系の花々は、その周りを蝶々が舞っているかのように
束ねていきました。

絵画っぽくすることを頭に入れながらも、自分が美しいと感じる配置で
楽しんで束ねました。

このフレンチフラワーティプロマは、全10回なのですが、
早くも6月で5回目になります。
いつも楽しみにしている、レッスンですが
これは、私の講師としてのブラッシュアップにもなっているし、
フレンチスタイルとはの勉強になっています。

また、その都度ご紹介していきたいと思います。 

インスタグラムの方には動画で投稿していますので、
ぜひ見にいらしてください。